(10日目)修了式
日 時 |
2023年2月25日 14:00~16:30 |
会 場 |
井波コミュニティプラザ アスモ 2階会議室 |
主催者挨拶
来賓挨拶
塾生最終プレゼンテーション
ミライへつなぐやさしい地域づくりビジネス
(株)林商店 林 紀孝 氏
みんなが集まる情報サイト 南砺情報
(株)One to One 森田 清仁 氏
作家とツナガル オーダーを楽しむ NANTO ARTIST CONNECT
(有)プランニングオフィス グローブ 山﨑 晃 氏
自宅の悩みを解決! お庭の身近な相談役
(有)才川造園土木 才川 絢也 氏
五箇山有機米PJ と共同した高付加価値お菓子の全国販売
日の出屋製菓産業(株) 川合 洋平 氏
~干柿をもっとカジュアルに~ 干柿作り教室
立山ツアーガイド 中紙 久美子 氏
夢を語れる街
(株)VentureBlossom 小泉 咲吾 氏
誇れる郷”南砺”づくり ~きっかけの窓口!コンテンツ・ハブをつくる~
第一交易(株)西能 立 氏
polaris ときめきと出逢う、小さな文化施設
フリーランス 北村 瞳 氏
五箇山でちょーデトックス 骨格矯正とファスティングのプランづくり
TotalBodyCare 五箇山整体院 髙桒 壮成 氏
ポスターセッション
会場にはプランを一枚の図にまとめたポスターを掲示。
塾生は来場者や記者からの質問に答えたり、塾生同士で交流を深めたりした。
トークセッション
テーマ |
南砺市における新たな価値の創造 |
パネリスト |
田中 幹夫 氏(南砺市長)
小林 正良 氏
金岡 省吾 氏
武山 良三 氏
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コーディネーター |
尾山 真 |
話題提供 南砺で暮らしません課 山下真人
南砺市は住みたい田舎ランキング8年連続北陸1位で移住者も増えているが、若者の転出者数には及ばない。都道府県ごとの進学先データをみると、富山県では地元よりも隣の石川県への進学者の方が多いという事実もある。人口が減ると地域課題を引き起こす。若者にとって魅力的な地域になる必要がある。民間企業が地域のコミュニティと繋がることで地域課題を解決するCSVが有効と考えられる。そして、新たなイノベーションを生み出すための未来創造塾の実施。今日の発表を実現して、かっこいい大人の姿を、特に中学生、高校生たちに伝えて、一人でも多くの若者が南砺に戻ってくることに繋がることを期待する。
塾生の感想・抱負
林:前々からあった構想を実行に移すいい機会になった。社内で意見交換する機会を得られ、社員の意見もプランに取り入れることができた。
森田:活動を始めている先輩塾生とも今後協力していきたい。独りよがりにならず多くの意見をもらえたことが良かった。
山﨑:行動を起こすきっかけになった。地域課題と自社課題を組み合わせるアイデアが参考になった。若い仲間・意見がいい刺激になった。
才川:同世代と意見交換楽しかった。他の塾生の発表を参考に、自分のアイデアをブラッシュアップできた。
川合:CSVに感銘を受けた。自社が100年続けてこられたのは地域に必要とされてきたからでは。CSV、地域に必要とされることはどの企業にとっても重要なことでは。
中紙:自分の思いを言葉にすること、人に伝えることの難しさを痛感。トライアンドエラーでアウトプットすることが大切。どんどんチャレンジしていきたい。
小泉:他地域の事例が参考になった。南砺を世界一の街にしたい。
西能:同世代とのつながりが刺激になった。視野が広くなったと感じた。得た縁を大切にして南砺を盛り上げていきたい。
北村:ボランティアにならないよう、ビジネスへの理解を深め、事業を継続できるよう考えたい。
髙桒:自分たちも地域貢献できている、自身を持っていいと思える機会があった。ボーダレス・ジャパンの「価値がないなら作ればいい。間違ったと思ったら作り直せばいい」という言葉が心に響いた。
感想
市長:(発表は)実践できそうなもので、きちんと自分の事業と繋げられていると感じた。使える助成制度などをわかりやすくして、みんなの背中を押せるよう準備したい。
小林氏:発表内容は荒削りな部分もあるが、事業化できるものと感じた。事業を長く続けることを前提に、ぜひ人を育てることを視野に入れて事業化してほしい。
金岡氏:南砺にとって面白そうなネタがたくさんある。他地域の塾生は、地域の中・外と繋がり始めていて、「化学反応」をどんどん起こしている。今後は新しい姉妹塾の計画もあるので、つながりに期待ができる。「かっこいい大人」の姿を高校生に見せる機会を設け、「帰ってきたい」と思わせる地域を目指してほしい。かっこいい農業、農村RMO政策、大学のリカレント教育など、南砺に向きそうな動きも多い。
武山氏:ビジネスプランはデザインそのもの。お金以外のモチベーション、やる気だけではビジネスにならない。サービスで稼がなければいけない。サービスにどこまで付加価値をつけられるかがポイント。いいものを体験しないといいサービスはできない。
デザインは図にして考えること。ビジネスモデルも図で考えてほしい。売りたい人、買いたい人、関係性を俯瞰して考えることが肝要。関係性の矢印は双方向に、お互いにメリットがあるビジネスを考えること。
講評
市長:地域課題をフローにして書き出しているが、フローがどんどん膨れて収集がつかない。その膨大なフローに、塾生の解決アイデアがはまってくれそう。1,2期生のアイデアも整理して落とし込んでみたい。
人と人とのつながり、地域の制度などをうまく利用して、それぞれのプランを実行してほしい。
閉会挨拶
富山大学理事・副学長 武山 良三
講義+グループワーク+ディスカッションができる未来創造塾は、一層関係が深まる会だったのではないか。
「知恵」を「志」にするにはコミュニケーションが大事。意見がもらえるしモチベーションが上がる。この構図を続けてほしい。姉妹塾や同期の塾生間で横のつながりを、講師として戻ってきて縦のつながりも作れる。塾を起点にいろんな人とつながってほしい。
なんと未来創造塾長・南砺市長 田中 幹夫
1期生、2期生には事業を始めている人もいる。
新しいことを始める人がまた別の人を呼び込んで、新しいことが次々起こる予感がしてワクワクしている。
今日はプランを発表する場ではなくプランが走り始める場。多方面につなぐなど、応援する準備をしていきたい。